2017年 05月 28日
こども部屋と野点
自分の部屋が欲しくなってきたみたいです。
自分のこどもの頃を思い出しても、そろそろそんな時期かなと思います。
小さな家で一番悩むのはここで、6畳間とか、まとまったこども部屋を確保するのが難しいんです。
僕の生まれた家もそれほど大きくなく、3人兄弟の末っ子だったので長いこと自分の部屋がありませんでした。
ですから、家の中をあちこち流浪して自分の「空間」を確保していました。
最初は足踏みミシンの「足踏み」のところ、次は造付け棚の2段目。
猫のようです。
娘にも、部屋が欲しかったら自分で工夫して確保するように言ってありますが、そもそもが全部で24坪しかないので、なかなか難しいようです。
時々「図面」を描いて持ってきますが、なかなか採用されず、今は机と椅子と照明のみ、自分の周りに「結界」!をつくる方式です。
これが、意外に集中できていいみたいです。
野外で椅子と傘に毛せんのみで茶室空間に見立ててしまう「野点(のだて)」がありますね。
ちょうどあんな感じで、机と椅子と照明のみでこども部屋に「見立てて」しまうんです。
最初から普通のこども部屋を与えてしまうより、空間の把握やイメージの力がついて良いのかなと無理やり納得しています。
by krd_aa
| 2017-05-28 00:10
| ・建築