2016年 12月 23日
Yes,Virginia, there is a Santa Claus
学生時代、国文学の、その年最後の授業は「Is There a Santa Claus?」の講読が恒例になっていました。
「Is There a Santa Claus?」は、1897年9月21日、THE NEWYORK SUNの社説のタイトル。
ヴァージニアという小さな女の子から寄せられた「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問に記者がこたえたものです。
「Yes,Virginia, there is a Santa Claus.」はそのなかの有名な一節です。
翻訳された本も出版されているのですが、授業では社説のコピーが配られました。
当然、英語です。国文学なのに!。
でも、それが粋な感じがして、毎年この時期になると、ふと思い出します。
僕の隣にはいつも、途方もなく、かけがえのないものが存在しています。
サンタクロースを心から信じる小さな存在。
それを疑う声に対しては、あきれたように言い放ちます。
「いるに決まってるじゃん。じゃあ、誰がプレゼントくれるの!」
Yes, there is a Santa Claus.
それで良いのです。
楽しい世界を信じて疑わない心は、1ミリも揺らぎません。
その目には、おそらく僕とは異なるパラレルワールドのような世界が見えているはずです。
そして、そちらの世界のほうが正しいのです。
善なるものに満ちた世界が、いつも隣に在る奇跡を、感謝しないではいられません。
by krd_aa
| 2016-12-23 22:49